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 思い出の現場(1)



突然ですが問題です(╹◡╹)
図で、青の四角形は工事車両です。❌印のところで緊急の工事をするために駆けつけた車両たちです。
見ての通りで、片側交互通行をしなければなりません。世田谷の私鉄沿線で、一般車両はかなり沢山通ります。というより連なっています。
警備員はあなた1人です。
どうしますか??

答(というかこのとき私がやった内容)は次回以降に書きたいと思います。




たまに思い出す現場の一つがこれ。デビュー1年後くらいの時でした。
水道局にてスタンバイをする「緊急漏水防止班」に1人レギュラーでついていた私は、保安資機材を積んだ2tダンプの助手席に乗ってここへ来ました。
「隼人、あの電柱の辺りにみんな停めるからな」作業員さんがそう言って私を降ろします。
周囲を見た瞬間に私は「むっ!?」と思います。経験者さんの多くは言わずとも分かるでしょう。道路が折れ曲がっていて、A地点とB地点が互いに見えない形なのです。2人でカタコウをするにしても、トランシーバーが欲しいところ。そして私は1人。

(中略)

10分か15分か、私にはひどく長く感じられたけど恐らくそれぐらいの短い時間だったでしょう。1人カタコウをしている私に親方が言いました。「おーい隼人、延期が決まったぞ!撤収!」

「親方、俺をおいてとりあえず工事車両を逃して下さい。後で追いかけますから!」
私はそう返すのが精一杯。工事車両の走り去るのを見て、カタコウ終了。ヘルメットを脱いでトボトボと歩くのでした。
瞬間的に自分のやる事を決めたという「なかなかやるな俺( ・∇・)」がひとつ。すぐ中止が決まって助かった安堵がひとつ。後者が大きいかな。たまに思い出して、今の私ならどうするだろうと振り返る現場です。



(過去のブログより転載)


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