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 思い出の現場(2)


「思い出の現場(1)」の続きです。




では答。
(1)ダンプを降りてダッシュで荷台のカラーコーンを2つ取る
(2)Aでクルマを止め、「私が合図をするまで動かないで下さい」とお願いし、念のためクルマの前にカラーコーンを1つ置く。
(3)Bへ走り、しばらくクルマを流したら止める。そして「私が合図をするまで動かないで下さい」とお願いし、念のためクルマの前にカラーコーンを1つ置く。
(4)Aに走り、カラーコーンをどかして、Aのクルマを発進させる。しばらく流したら止めて、「私が合図をするまで動かないで下さい」とお願いし、念のためクルマの前にカラーコーンを置く。
(5)Bに走り、カラーコーンをどかして、Bのクルマを発進させる。しばらく流したら止めて、「私が合図をするまで動かないで下さい」とお願いし、念のためクルマの前にカラーコーンを置く。

以下は(4)と(5)の繰り返し。

なぜこの現場が記憶に強く残っているのかというと、「考える人」である私の強みが出たなと感じたから。
私は決してサクサクと高速で物事を処理するのが凄く得意なタイプではなく、しかし普段、考えます。カタコウとはどんなシステムなのか、必要条件と十分条件は何なのか、そんなことを前もって考えてみたからこそ咄嗟に対応出来たんだと思ったわけです。

ちなみに、私のやった事は最善とはとても言えないですね。
まずもって長時間になれば体力がもたない(╹◡╹)
それから、この道路はクルマがずっと連なっているから出来た、とも言えます。私がAのクルマを流した際に後続のクルマがしばらく来ないと、Bで待っているクルマのもとへなかなか行けない(╹◡╹)
ベテランの1人となった今の私が思う最善は、とりあえずAを止めて、親方に工事車両の撤収を頼むことです。「警備員がもう1人来ないと大変なことになる」と。
29歳か30歳だった私は若気もあったし、また取引先の親方に指示めいた事を言うのはなかなか出来ません。で、何が起きても俺はやってみせるぜと。
昔はヤンチャな工事(?)が結構見られました。現在は工事業者が保安や交通の便などをよく考えて段取りしているなあと感じます。交通誘導警備員はかなり仕事をしやすくなりました(╹◡╹)


(過去のブログより転載)


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