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 これを理解して一人前?



あなたには理解出来るだろうか( ˘ω˘ )
十分に仕事をこなせない隊員も戦力

おかしいですか??
あ、これは私のよく知る2号警備の話です。
「十分にこなせない」とは、任され得るポジションに
限りがあるという意味ですよ。任され得るポジションが無いのではそりゃもうイカン。私らお金を貰う商売ですから。



2号警備をメインとしている場合、警備会社は常に強敵と戦っています。
その強敵とは「日々の受注量の増減」です。
ある現場に関して、明日の受注は2人、明後日は6人なんてことがよくある。いくつもの得意先、いくつもの現場でこれが偶然重なると、
明日は全体で35人、明後日は55などと大幅なブレ。



この増減予想に対して、警備会社はアルバイト隊員を何名雇っておけばよいでしょう。
55人雇っておけばかなり受注の多い日にも凌げそうだけど、少い日には沢山のアルバイト隊員を遊ばせてしまいます。
35人に抑えてしまうと、受注の多い日に応えられず、多くの隊員が昼夜の連続勤務などをこなすベリーハードな前提になってしまいます。
まあ会社も、激しく増減しないように取引先と交渉したり仲良しの同業者に委託の相談をしたり、最悪は断ったり、色々と努力はするものです。とはいえ、やはりある程度までの増減は防げない。

在籍45人ぐらい、つまり中ぐらいに設定してみましょうか。55人分の受注があって、会社の努力で(というか取引先の努力で)50人に減らした or 5人現場を同業他社に委託することが出来たなら、5人が昼夜の連続勤務をすれば何とかなりそう。35人分の受注しかない日は、5人を自宅待機の扱いとするか同業他社から請負などすれば、5人が休むだけで済みます。




さて大事な部分に入りますよ。
この「忙しい日には連続勤務や休日返上で働いて暇な日には休みとなる5人」という嫌な役回りを誰が担うというのでしょう。
それは前述のいわゆる「十分に仕事をこなせない隊員」です。いや、これだけでは言葉が足りないな。自分を「十分に仕事をこなせない隊員だ」と思っている隊員です。この人達が、仕方がない、ここいらで一肌脱がないと会社に協力できない、と考えるからこそ不満も言わず応じてくれるのです。あと現場仕事専門の月給取りもね( ˘ω˘ )ご愁傷さま

簡単な理屈ですよね。人間が売り物の商売は多かれ少なかれ抱える問題です。
なので、私は例えば片側交互通行を上手く出来ない隊員も戦力だと考えているし、その隊員のギャラを他よりあまり低く設定すべきでないとも考えます。かつ、隊長クラスの隊員たちは、この人たちを必要以上に責めるべきではないと考えます(でも何人も抱えて得意先に睨まれたりするとストレス溜まるよね笑笑)。
あくまで、「例の5人枠」に入ってくれる殊勝なお方ならば、ですけども。
あとはまあ安全誘導の基本を理解していて、また1つでも任せられるポジションがあるならば、です(╹◡╹)




私も10年以上前はよく連続勤務をしました。断れない性格が災いして昼夜昼なんて。いろんな意味で若かった(╹◡╹)(╹◡╹)(╹◡╹)
写真は藤まつりの神社。行こうと思ってるうちに雨で花が弱ってました。残念。



(過去のブログより転載)


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