ブログ記事

ブログ

 日本語崩壊白書




外国人のコンビニ店員が激増している昨今。とうとう私の恐れていたことが起きてしまったよ・・・。
先日ある外国人店員が、こう言ったのだ。

1000円からお預かりします。

ああ、始まってしまったか。意味不明の日本語。これは接客を教える日本人が原因だよね。ガックリ。


「1000円から。」という文句は大昔からある。1000円から品代を引きましての省略だ。そう、金額から金額を引くのだ。だから「から」なのだ。1000円から預かってどうするというんだろう。次に1万円でも預かろうというのか。そんなわけもない。このシチュエーションでは全く意味をなさない「から」だ。
実はここ10年ぐらい、私は日本人店員の「1000円からお預かりします。」にツッコミを入れようとしてグッと飲み込むのを繰り返していた。そう、日本語の不自由な日本人コンビニ店員が増えてきていたのだ。その彼らが他の人に日本語を教える時代がまさか来るとは。

私は普段こんな話をしない主義だけど、先日知人がコンビニ店員の「こちら」という言葉について私に話しかけて来て、それで色々思い出してしまった。彼曰く「こちらこちらウルサイ!」とのこと。

「こちら」・・・
この言葉にも「ん?何だって???」ってなるね。
「こちら」というのは、普段着の言葉でいうと「こっち」「これ」でしょう。レジでそんな言葉を使うべきシーンってどれだけあります?
こちら216円になります。はい、こちら1000円お預かりします。えー、こちら784円のお返しになります。他にどちらがあるというのか。

挙げたいものがまだあるんだ。というかキリがないかも(^^;
何でもないシーンでの「失礼致します」も「ん??」となる。例えばバーコードを読むために品物を手に持つでしょう。その際に「お預かり致します。失礼致します。」などとのたまう店員がちらほらいる。この人はきっと、お釣りを渡す時にも言うんだ。「156円のお返しになります。失礼致します。」
どこが失礼なのか教えてくれれば本社に苦情してあげるよと言ってみたいがうーんやっぱり我慢。



「こちら」関連で最高に意味不明なのが「こちらお品物です」だな(><)
品物をレジ袋に詰めて手渡すときにこれを言う店員が結構いて、聞いた私はいつも失神しそうになる。
「これは品物だよ」って教えてくれたんだね・・・ありがとう。でも私がそんな事さえわからないと思ってるのかい?
というかね、これは品物だよってセリフ、一体どんなシチュエーションで使えるんだ(笑)。なぜ普通に「ありがとうございます」ぐらいに言えないのか。うん、挙げるのはこの辺にしておこう。



なぜ私がこういう意味不明ワード店員を嫌がるか説明すると、
この手の店員さんは大概がデパートのエレベータガール風とでも表現しようか、垢抜けた話し方で表情もどこかにこやかで明るく、型として上質なものを意識しているのがわかる。しかしね・・・だからこそなんだよね。発している自分自身が意味わかってない謎の言葉をね、なぜ客にガンガン投げてあなたはプロ顔でいられるの・・・という。少なくとも私は不器用でも自分で考えて意味のある言葉で話す店員さんがいい。
あと、こういう店員さんって一つじゃ済まないんだ。あれもこれもミックスして投げつけてくる。フルコースだって珍しくはない。ほんと、近年急にだよ。増えた増えた。若い世代に。

とりあえず外国人店員さんには「1000円お預かりします」と教えたい。 



一応(?)警備の話につなげておこう(^^;
工事現場の警備員も「何か言えばよし」みたいな人いるよね。私が気にするのは「気をつけてお通り下さい」というセリフ。なぜ気を付けて通るの?危険なの!???って心で言ってしまう。「そこにホースが横たわっているので躓かないように」などのピンポイント注意喚起ならわかるけどもね。どこにどんな危険があるかわからないような案内をするなら通すな(^^)(^^)(^^)



(過去のブログより転載)


ブログ